「この人と語る」千葉市美浜消防署 署長 鮫島 秀司さん     

美浜消防署 署長 鮫島 秀司氏

耳寄り情報「この人と語る」、今回はこの4月に千葉市美浜消防署の署長にご就任されご活躍中の鮫島 秀司(さめじま しゅうじ)さんにいろいろとお話しを伺ってみたいと思います。

① 早速ですが、まず、署長にご就任されて半年が過ぎましたが他の地域と比べて美浜消防署管内のお仕事の特徴は・・。

美浜消防署 署長 鮫島 秀司氏
打ち合わせ中の鮫島署長

幕張メッセ・ZOZOマリンスタジアムといった国際的な集客施設を抱え「人が集う街」である一方で、浜辺があることで「自然との調和」の取れた住みやすい街と感じております。

美浜区高層ビル群
出動する千葉市消防局ヘリコプター

美浜区は、高層建築物や大規模な建築物が多く存在するため、消防活動は、従来の「平面的」な活動だけでなく、はしご車や消防ヘリコプターなどを積極的に活用した「立体的」な活動が必要になってくる地域と言えます。

② 近年、消防署のお仕事は状況が大きく変化しているとお聞きしていますが・・・。

美浜消防署
美浜消防署

地球環境の変化によって、台風の大型化や集中豪雨による家屋の浸水など、自然災害への脅威が高まっていることに加え、新型コロナウィルス感染症によって一旦は減少した救急出動件数が増加に転じ、過去最多を更新しています。

③ 日頃は、どのような活動をされているのですか・・・。

ZOZOマリンスタジアム
大型ショツピング

消防隊は、大型のショッピングセンターや幕張メッセなどのイベントホール、ZOZOマリンスタジアムなど、多くの皆様に利用していただく施設で災害が起こった時に被害を最小限に留められるよう、各種施設の消防訓練やイベント時の巡回警備などを実施しています。

訓練風景
訓練風景

救助隊は火災、各種救助事象や多様化する特殊災害に対応するため、常日頃から様々な訓練を実施しています。災害対応訓練の他にも救助技術を競い合う「消防救助技術大会」にも出場し、全国大会にも出場しています。また管内に「いなげの浜」や「検見川の浜」を抱えており、毎年水難事故が発生している事から、水難事故発災時の潜水部隊として訓練に力を入れています。美浜救助隊は全国緊急消防援助隊の登録部隊にもなっているので、震災などの大規模災害発災時には市内のみならず、他県にも派遣され災害対応しています。

イベント会場にて待機する救急車

救急隊は救急要請に伴う出動のほか、救急医療に対する市民の正しい理解と認識を深めて頂くために、市民ボランティアと協働して幅広い世代に「救命講習会」を開催するほか、適正に救急車を利用していただくため様々な広報活動を行っております。

救命講習会

 特に、真砂地区への活動はどんな事などを・・・。

寒くなる時期に入りますが、ご自宅での火災を防ぐためには、「ストーブ」、「電気器具(配線、配線器具)」、「コンロ」、「たばこ」など、普段からの火気管理、並びに放火防止対策が大切ですが、それらを知らせる住宅用火災警報器を備えて頂くことをお願いしております。また、住宅用火災警報器を定期的に点検し、反応しない場合や設置から10年以上のものは早めに交換することもお願いしております。

感震ブレーカーの設置啓発
美浜消防署制作の予防啓発VTR(矢印をクリツクして下さい)

さらに、地震による住宅火災の対策もしておきたいところです。地震の揺れにより電気機器から出火したり、停電が復旧した際に火災が発生したりする通電火災など、地震の影響による電気火災は大きな問題となっています。この電気火災を防ぐために設置したいのが、一定以上の揺れを感知して電気を自動的に止める感震ブレーカーです。電気工事が不要で手軽に設置でき、震度5強以上の揺れを感知すると家中の電気を自動で遮断するものがありますので、「住宅用火災警報器」と「感震ブレーカー」で、さらに『安心なくらし』に繋げましょう!

 今年も、まもなく秋の火災予防運動がスタートしますが、市民の皆さんへの主な啓発項目は・・・。

秋の火災予防運動ポスター

令和5年11月9日(木)から11月15日(水)までの7日間全国一斉に令和5年秋の火災予防運動が実施されます。火災による財産の損失を防ぐことはもちろんですが、高齢者を中心とする死者の発生を減少させることも目的としています。

●●美浜消防署では、区民の皆さんの防火防災意識の高揚を図るため関係機関と協力して、次の日程で消防演習を開催しますのでお時間のある方はぜひ足をお運びください。・令和5年11月7日(火)・8時00~8時45分まで・美浜区真砂5丁目15番2号 美浜保健福祉センター・美浜文化ホール・消防車両8台(消防ヘリコプターを含む)で実施予定です。●●●

 結びに、鮫島署長から、区民の皆さんに対してお願いしたいことは・・・。

美浜消防署 署長 鮫島 秀司氏

大災害が起きると、我々消防の「公助」はなかなか皆さんの元にかけつけられません。そのため、自分の身は自分で守る「自助」と地域の皆さんで協力しあう「共助」の力が必要不可欠となります。そのため自治会の防災・防火訓練などで住民の方々に消火器の使い方や救命処置などを指導していますので、是非積極的に参加していただき、安全・安心のまちづくりへのご理解とご協力をお願いします。

美浜消防署 執務室

ありがとうございました。耳寄り情報「この人と語る」、今回は、千葉市美浜消防署、署長の鮫島 秀司(さめじま しゅうじ)さんにいろいろとお話しを伺いました。