「この人と語る」千葉市立高等特別支援学校 校長 大日方 一 さん

耳寄り情報「この人と語る」、今回は、ことし4月に千葉市立高等特別支援学校の校長にご就任された、大日方 一(おびなた はじめ)さんにいろいろとお話しを伺ってみたいと思います。

① 早速ですが、先ずは、毎日のお仕事は如何ですか?・・・。

高等特別支援学校 校長の大日方 一 さん

高等特別支援学校 校長の大日方 一 さん 

毎日学校に出勤するのが楽しみでなりません。本校の生徒、教職員は常に手を抜かず一生懸命何事にも取り組みます。その一生懸命さが私の日々のパワーになっています。その姿が私の仕事の原動力になっているのは間違えありません。

② 高等特別支援学校の特徴は・・・。

千葉市立高等特別支援学校

千葉市立高等特別支援学校

本校は卒業後に「就労」を目指す高等部のみの特別支援学校です。教育課程は主に「作業学習」です。6つの作業班で構成され、3年間で3つ以上の作業班を経験し「働くこと」への意欲を育て、社会で自らの力で生きる力を身に付ける取り組みをしています。

③ 学校の概要・教員数・生徒数は・・・。

高等特別支援学校 校長の大日方 一 さん

校庭の花壇

校庭の花壇

旧真砂第二小学校跡施設を活用し、平成25年を開校した13年目を迎えました。

市内全域から91名の生徒が電車、バス等の公共交通機関または徒歩で通学しています。教職員数は54名おります。

④ 学校経営上の教育目標と基本方針は・・・。

学校の教育目標

「社会自立、職業自立を目指し、誠実で心豊かな社会人として生きる力を育成する」を学校教育目標の掲げ、「気持ちの良い挨拶」「一生懸命清掃に取り組む」「時間を守る」を働くために必要な具体的な取組を生徒同士が合言葉とし日々教育活動を推進しています。

⑤ 特に、特徴ある教育活動は・・・。

木工 班

農園芸 班

食品加工 班

教育活動の中心は作業学習です。木工班、農園芸班、食品加工班、縫製織物班、ビルクリーニング班、事務サービス班の6つの作業班があり、主に製作活動・清掃活動、サービスの提供、そして製品の頒布等を行っています。作業学習の狙いは、それぞれの作業班で必要な技術を身に付けるのではなく、一社会人として必要な「良好な人間関係を構築するためのスキル」「仲間と協調し、自らの強みを生かそうとする態度の向上」等の人間性や社会性を身に付けるために自らが努めることを狙いとしています。

⑥ 大日方校長が、さらに活動面で望むことは・・・。 

縫製織物 班

ビルクリーニング 班

事務サービス 班

本校の生徒は、とても素直で一生懸命取り組もうとする姿勢があります。まずは、自らの強み、良さを自身で把握し、自信をもって何事にもチャレンジしてほしいと願っています。失敗は誰にも起こり得ることです。失敗は、次へのチャンレジ、自分自身を更に成長させる「ビックチャンス」だと私は思います。失敗を恐れず、仲間や先生方と共に苦楽を共にし、「高等特別支援学校で学んでよかった」と胸を張って言える充実した学校生活を送ってほしいと強く望んでいます。

⑦ 結びに、真砂地区居住の皆さんや生徒たちの父兄に対してお願いしたいことは・・・

高等特別支援学校 校長の大日方 一 さん

開校当初から地域の方々、保護者の方々に温かいご支援、ご協力いただいていること、歴任校長、教職員からうかがっています。このように本校が支えていただいていることに対し、感謝の気持ちをもって生徒、教職員が一丸となり教育活動を更に推進していきたいと考えています。そして、真砂地区、千葉市に根強く「高等特別支援学校ありき」と思われ、愛され続ける学校になるよう、日々教育活動に励んでいきたいと思います。

ありがとうございました。耳寄り情報、「この人と語る」、今回は千葉市立高等特別支援学校校長の大日方 一(おびなた はじめ)さんにいろいろとお話しを伺いました。