耳寄り情報「サ-クル紹介」は、今回がスタ-ト!! 住友検見川ハウスくすのき会の「エッセイの会」をご紹介致します。
耳寄り情報「サ-クル紹介」は、今回からスタ-ト。
第1回目は、住友検見川ハウスくすのき会の「エッセイの会」(代表者 河尻 宏史氏)の皆さんをご紹介したいと思います。
真砂3丁目にある住友検見川ハウスには「くすのき会」と言うシニアの会がある。仕事の第一線から退き、子育てを終えた男女が、住まいのマンションコミュニティを中心にして充実した日々を過ごすために、住民同士お互いに顔見知りになり、親しく励まし合い、支え合っていこうと言う趣旨で出来た会である。会の活動の大きな柱がサークル活動。最盛期には25サークルあったが今も15のサークルが活動中である。その中の一つが、今回ご紹介する「エッセイの会」。
一昨年8月に誕生、間もなく満2年になる一番新しいサークルで、歳を取っていく中で衰えていく知力、体力。そのフレイル対策として文章を書くことが知力の維持・活性化の一助になると信じ、定期的に文章を書くことを実践するサークルである。
各自、月に一編のエッセイ(長短を問わない)を書き例会で発表する。メンバーは7人(男5人、女2人)教職にあった人(2人)。専業主婦。商社マン。大手船会社。造船会社エンジニア。新聞記者と経歴は様々でそれぞれに取り上げるテーマ、文体に個性があって面白い。朗読発表された後、文章の校正、添削の意見交換を通しリファインされたエッセイに仕上げる。その後、書かれた内容から新しい知識を得たり話題を広げたり、思い出話で会話を楽しむ。全員の発表が終わった後の小一時間のお茶の時間も又楽しい。
エピソードとして、くすのき会には四半世紀続いた俳句の会があった。住まいのマンション居住者の中に著名な俳壇の同人の方がおられ、主宰役をして頂いていた。2年前に亡くなられ、ほぼ同時期にメンバーの中でも逝去者、伴侶を亡くされ転出する人,高齢でリタイアする人があり6人が一気に2人になってしまった。指導者を失くし俳句の会は解散を余儀なくされたが、残された2人が「文章書きなら先生がいなくても仲間同士の切磋琢磨でサークル活動が出来るのではないか」と意気投合、一念発起、「エッセイの会」を呼びかけてみた。すると4人がすぐに集まり、半年のうちに今のエッセイ書き大好き人間の7人のメンバーが揃った。時々休みたくなる月もあるが、全員これまで殆どパスすることなく順調に書き続けている。
エッセイの会代表者の河尻 宏史さんは、「エッセイの会の活動を通してメンバーのみなさんが健康で楽しい毎日が過ごせれば何よりだ。そろそろ随筆集を出したいと考えているところ。」と抱負を語ってくれました。